Ⅴ 組織強化・拡大、「頼りがいある」笠岡市職労に発展するために

全労連・県労会議・自治労連の組織強化・拡大のとりくみ

自治労連は闘うナショナルセンター「全労連」の最大単産です。そして、全労連の組織強化自治労連の発展が不可欠です。この1年間、自治労連、岡山県本部の強化発展のため活動しました。

執行委員、各部会役員として奮闘

市職労は県本部の加盟単組として斎藤県本部副執行委員長を始め、県本部執行委員や各部会・評議会へ役員を派遣しています。それぞれの任務を全うして、県本部の組織強化・拡大に積極的にとりくみました。

「自治体キャラバン活動」のとりくみ

10月23日に岡山県社会保障推進協議会(県社保協)がとりくむ「社会保障の充実を求める全県キャラバン」がおこなわれ、県キャラバン隊のみなさんとともに、「国民健康保険」「介護予防」「子どもの医療費」「生活保護」等の充実を求めて各自治体担当課と懇談をおこないました。懇談の中で、マイナンバーカードによる社会保障制度の混乱が増している中、より市民に寄り添う対応を求め、制度の充実を国や県に要請することを申し入れました。なお、社保協キャラバンは笠岡市だけでなく井原市と矢掛町へも訪問。一連のキャラバン行動では、各自治体の担当者と懇談をおこなうとともに後日、懇談結果をもとに県に対して意見交換・要請をおこないました。

高梁市職労との交流

5月11日に笠岡総合体育館サブアリーナにて、青年部を中心に高梁市職労との交流行事を実施しました。両単組から総勢55名が参加、運動会形式で体を動かした後は交流会でさらに親睦を深めることができました。

笠岡市職労を一層強くするとりくみ

市職労を強くするためには、この組織がなんのためにあるのか、その使命や目標はなんなのかを組合員みんなで考え、議論する必要があります。共有できない目標やかたちだけのスローガンに意味はありません。組織のための組合員ではなく、組合員のための組織であるべきです

みんなで話し合うためには、その基礎となる知識や情報が必要です。そのために学習会や機関紙等で知識や情報を共有することが不可欠です。また、みんなで共に進むために、お互いの心が通うような人間関係が欠かせません。部会・分会の活動を中心に、組合員同士の絆を強めるとともに、さまざまな活動を通して地域住民との交流も深めてきました。

新入職員歓迎のとりくみ

新歓オリエンテーション

4月1日の昼休み、執行委員・青年部役員の参加で新入職員へ組合について知ってもらうオリエンテーションを実施しました。役員の紹介や組合の説明をおこない、加入対象者全員に加入いただきました。

新入職員歓迎 学習&交流会

4月1日の昼休み、執行委員・青年部役員の参加で新入職員へ組合について知ってもらうオリエンテーションを実施しました。役員の紹介や組合の説明をおこない、加入対象者全員に加入いただきました。

新歓BBQ

4月1日の昼休み、執行委員・青年部役員の参加で新入職員へ組合について知ってもらうオリエンテーションを実施しました。役員の紹介や組合の説明をおこない、加入対象者全員に加入いただきました。

島根県大田市職労との交流

11月25日に島根県の大田市を訪問し、大田市職員連合労働組合のみなさんと野球の交流試合をおこないました。2023年3月以来の第3弾となる交流試合で、40名を超える参加者と野球を通じて交流を深めました。試合後には大田市内で交流会をおこない、来年度の交流を約束しました。

能登半島地震に伴う募金の実施

1月1日に発生した能登半島地震に伴う被災地・被災者支援の取り組みとして、職員互助会と職場の皆さんへ救援募金を呼びかけ、36万7千円を石川県志賀町へ送りました。組合単独でも街頭募金を1月17日と18日に実施し、総額8万88円を自治労連本部へ義援金として送っています。

支援販売のとりくみ

コロナ禍で奮闘する地域を応援する目的で開始した支援販売ですが、今年も福利厚生の一環として、今年もとりくみました。組合で手数料等をいただかない代わりに、事業者には必ず特価で販売してもらうものです。

今年は以下の品目で実施しました。

  • 干拓産ZEPPIN TOMATO 
  • 生じゃばらペースト
  • FIT-EASY(フィットネスジム)法人会員利用
  • お肉
  • ぶどう
  • 珈琲豆とドリップ珈琲

機関紙の発行

かわら版は1969年8月25日の発刊から、今年で56周年です。かわら版の他、速報、各部会・分会の機関紙では、組合の動きを速やかに職場に伝えてきました。さらに職場や全県・全国レベルのとりくみ等、様々な情報を発信しています。かわら版は年始には新年号を発刊した他、紙面で退職者や新規採用者の紹介をおこなう等、職員間のコミュニケーションツールとしても活用されています。

また、今年度からLINEを活用した電子版として生まれ変わりました。形は変われど、皆さんに愛される機関紙づくりを継続していきます。

無料法律相談の実施

日常的な住民相談のとりくみとして、奇数月の第3金曜日に「福山法律事務所」から弁護士を招き「無料法律相談」を実施しました。市民の様々な問題を解決する場として、また「頼れる市職労」の役割を果たしています。

また毎年3月の春闘期に広く一般市民を対象とし、一日相談日を設けて対応しており、今回は14名の相談を受け付けています。相談内容も土地や相続の問題の他、借金や名誉棄損について等、幅広く対応しています。

部会・分会の強化・発展を目指すとりくみ

青年部

青年部主催 防災学習会

2月2日に青年部主催の防災学習会&交流会をおこない、様々な職場から20名が参加しました。ハザードマップの見方と詳しい解説から、参加者の自宅や職場はどうか?という実際に「使える」防災の知識を身につけることができました。

職員親睦球技大会

市職労と職員互助会との共催で3月2日に市民体育センターで職員親睦球技大会を開催しました。前回の職員親睦運動会から4年ぶりとなる開催で、家族連れなど総勢80名が参加。真剣勝負あり笑いありの楽しい時間となり、大いに親睦を深めました。

なかま特集号の発行

なかま特集号の作成に取り組み、新入職員や先輩職員が、お互いの顔と名前を一致させ、コミュニケーションを図りやすくする紙面づくりを工夫して3月下旬に発行しました。ベテラン職員にも大変喜ばれています。

婦人部(女性部)

女性組合員の活躍により市職労運動は支えられています。「男女共同参画」「女性の登用」の数値目標化や人員削減による労働強化により、女性をとりまく環境が大きく変わってきており、定年まで安心して働き続けることのできる職場づくりが求められます。県本部女性部の活動に学び、女性組合員を中心とする要求実現に向けた「女性部」再建が求められます。

保育部会

たんぽぽまつりの開催

2月4日にサンライフ笠岡を会場に保育所部会・調理員部会合同で「第30回たんぽぽまつり」を開催しました。家族連れら約80名が参加し、調理員部会から大型絵本の読み聞かせや、保育所部会からのダンスや人形劇、工作コーナーといった内容で職場をPRしました。2024年度から市内全ての保育所が認定子ども園となるため、今後は今までとは違った形での職場PRを検討していきます。

団体交渉をおこなう

11月27日に「次年度の職員配置についての要求書」を提出し、12月19日に第1回目の団体交渉をおこない、要求内容については合意の方針となりました。その後、こども育成課での「職員配置(案)」を各職場で検討してもらい、その結果を基に2月27日に調理員部会と合同で団体交渉を実施。次年度について職員配置基準に基づいた人員配置をおこなうことを確認し合意しています。

調理員部会

1月31日に「次年度の職員配置等に関する要求書」を当局に提出、事務折衝を経て2月27日に保育所部会と合同で団体交渉を実施しました。配置については一部要求通りではない部分もあったものの、部会で協議を重ね、最終的には当局案で合意しています。

司書部会

かわら版での活動報告

毎月の「かわら版」で、学校図書館の様子やおすすめの本の紹介をおこないました。

県本部学校図書館部会への参加     

毎月開催された県本部学校図書館部会の幹事会に積極的に参加し、部会員で情報共有をおこなうとともに、司書としての専門性の向上をめざして、自己研鑽にも励みました。

「児童図書館研究会全国学習会」広島学習会

2月4日と2月5日に「一人ひとりに本を届ける」と題した児童図書館研究会全国学習会 広島学習会が開催され、笠岡市職労から1名が参加しました。読み聞かせの実践、子どもたちへネット検索だけでは得られない情報の提供方法など、学びを深めました。

環境課分会

直営収集業務の必要性をアピール

直営収集業務の必要性について、市民にアピールするとともに住民サービスのさらなる向上に努めてきました。

ルート収集外での対応

ルート収集以外での対応として、各学校の奉仕作業(草)・粗大ごみの回収、各環境課管理地(墓地)の草刈りを実施しました。また、収集コースの見直し等、各収集業務の改善にも努めました。

ボランティア清掃の実施

市民に向けたとりくみとして、ポイ捨て禁止・ごみの適正排出の推進をアピールするため、8月25日に環境課周辺のボランティア清掃を実施しました。

市民病院分会

第51回医療研究全国集会への参加

「国民と広く連対し、患者・利用者・地域住民と医療介護福祉労働者の人権・命の尊厳を守ろう」をメインスローガンに、和歌山県で開催された第51回医療研究全国集会に笠岡市職労から2名が参加しました。コロナ禍で第5波までの全員入院を実現した「和歌山モデル」についての講演など、学びを深めたとともに、同じ医療職の全国の仲間と交流することにより、前向きな力をもらいました。

つながりの拡充

組合活動を機関紙をとおして、組合員に情報提供することができました。また、福利厚生事業のタイムリーな運用がおこなえました。

執行委員をすべての面で強くするとりくみ

執行委員の活躍

職場を基礎に選出された執行委員は、職場と執行委員会をつなぐという役割を担い奮闘しました。月1回の定例執行委員会(全体)を開催し、働きやすい職場づくりをめざして、意思統一を図ってきました。

組合員ニーズの把握

職場をとりまく情勢は、依然として厳しいものがあります。組合員には様々な悩みや要求があります。執行委員会は、各職場の組合員のニーズを的確に把握するよう努めてきました。

要求の集約・共有

労働組合自体を強くし、団結の要・母体になれるかどうかは執行委員会の力量と言えます。執行委員が把握した職場要求を集約し、みんなが共感できる方向性やビジョンを示し、みんなの理解を得ながら浸透させるよう努めました。

組合書記局の開放

組合書記局は、組合活動の拠点であり組合員の結集する場です。家庭と職場に次ぐ第3の安らぎの場所として親しまれています。誰もが気軽に立ち寄れる情報交換の場として悩みや喜びを語り、そして英気を養える雰囲気づくりに努めてきました。